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白痴(1951) プロット 日本 05月23日 1951 台灣上映
恋人(1951) プロット 日本 03月07日 1951 台灣上映
舞姫(1951) プロット 日本 08月17日 1951 台灣上映
ショウ・ボート(1951) プロット アメリカ 04月03日 1952 台灣上映
黄昏(1951) プロット アメリカ 10月15日 1953 台灣上映
晩秋 プロット アメリカ 04月20日 1990 台灣上映
麦秋(1951)評論(20)
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2018-43
何も起こらないし、役者もみんな一緒です。
でもノスタルジックで何だか心に染み入ります。
これは身につまされる内容であった上に母親と一緒にと観てしまった(子供が居たほうが結婚できるのかぁ)。と、何かを言われるんじゃないかと、びくびくしてしまいました。
紀子三部作をようやく観終わりました…。
登場人物の名前は大体同じで、役者さんもほとんど同じで役だけ入れ替えているんですね。徐々に家族構成を大きくして、平穏な日常の中で静かに進んでいく人生の階段が描かれておりました。
「紀子」は、結婚を渋る娘→家族の同意を得ずに結婚を決める娘→戦死した夫の両親に尽くす嫁という、同一人物ではないけれど、作品毎に成長していくような女性。
空高く飛んでいく風船、過ぎ去る列車。戦争の爪痕。
日々の何気ない出来事と重なる、語られない心の内。
風景も人物も家族も習慣も「日本」。
日本でなければ作れない作品。
杉村春子さんが演じる母親は、本作では息子の下駄の紐が緩いことを心配するのですが、「東京物語」では確か古いサンダルを親に履かせますよね(^^;)。紀子が嫁に来ることを承諾した時の喜ぶ表情が素晴らしい。