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シルクハットの大親分 ちょび髭の熊 プロット 日本 11月21日 1970 台灣上映
若親分 プロット 日本 03月13日 1965 台灣上映
東海一の若親分 プロット 日本 06月21日 1961 台灣上映
若親分出獄 プロット 日本 08月14日 1965 台灣上映
親分はイエス様 プロット 日本・韓国合作 09月01日 2001 台灣上映
二代目若親分 プロット 日本 11月01日 1969 台灣上映
シルクハットの大親分評論(1)
『緋牡丹博徒』シリーズに、コメディリリーフとして登場していた有名キャラが晴れて一本立ち。
若山富三郎の喜劇演技が光る。
中盤からは、当然の様に《お竜さん》が参上。2人の掛け合いも楽しいが、クライマックスでの討ち入りが何と言っても見もの。
時代背景は日露戦争終結直後。侠客として部下を思い、悪事を憎む親分。そして女はいの一番に愛する(笑)
この作品では春川ますみ演じる芸者を気に入り可愛がる。意外と紳士的だったりする熊虎親分。しかし、敵対するヤクザ・帝国軍幹部が結託して、今にも襲い掛からんとする。となれば、身に掛かる火の粉は払わなけれはならない。
中盤での橋での立ち回りは、『緋牡丹博徒 お竜参上』で使われ、日本映画名場面の1つに数えられる、あのセットと同じ。
製作年度がどちらも同じ年。名美術監督井川徳道さんの名セットを堪能出来る。
そしてクライマックス。若山富三郎の剣が冴える。
この時の若山の殺陣が…凄え〜速ええ〜!!
一方藤純子は、ワンカットワンカットで見栄えのする素晴らしい動きの美しさを見せ観客を魅了。
上映終了後、若い女性客の「綺麗ね〜」の声が多数有り。
鈴木則文監督による、コメディヤクザ映画の佳作。