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続人間革命 プロット 日本 06月19日 1976 台灣上映
人間の運命 プロット ソ連 10月04日 2020 台灣上映
革命前夜 プロット イタリア 03月09日 2013 台灣上映
革命児サパタ プロット アメリカ 12月24日 1952 台灣上映
SP 革命篇 プロット 日本 03月12日 2011 台灣上映
時代革命 プロット 香港 08月13日 2022 台灣上映
人間革命評論(3)
戦前、戦中の宗教弾圧を経て、牧口常三郎の創価教育学会から今の創価学会になるまでを、時には日蓮も登場させて描いていく。
説法が長いので映画も長くなる。
宗教観を超えてなかなか面白かった。戸田城聖ー丹波哲郎の四諦八正道、六道輪廻の講義は必見。劇伴音楽が人間革命だったらもっと面白かっただろう。
※私は学会員じゃありませんが
なぜ収監されたかは中盤に描かれ、神社をおろそかにしそうな思想犯ということだとわかる。治安維持法違反、伊勢神宮への不敬罪という罪名だ。同じく刑務所で暮らしていた松戸の師匠でもある牧口先生が獄死した事実。そして開眼したかのように仏法の悟りを開くのです。
後半は戦前からあった創価教育学会を立て直す経緯。やがて松戸が会長として会員に教える講義がメインとなる。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏の十界。人は毎日最初の六道を一日で経験していて、それを六道輪廻という!もう、教学ビデオを見ているような感覚に陥ってしまった。そして頂点にある“仏”とは?というのがメインテーマとなる。
学会員じゃなくても十分価値のある作品だと思うし、「人は苦難を乗り越え、自らを変革する」という教えは生き方の参考にもなる。信教の自由を求めて闘っていた、懐かしい頃の創価学会の創成期。宗教というより哲学といった雰囲気もある。政治によって断罪されたのに、今では与党。これも革命なのか?
ラストには「仏とは・・・」といった感じで終わるのだが、タイトルが最後に書かれていた。最近の映画では流行りだけど、この73年の時に使われてたんですね!意外でした。