毎年10月に全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという云われを題材に、神話の地・出雲を目指して駆ける少女の成長を描いたアニメーション映画。母を亡くした少女カンナは、大好きだった“走ること”と向き合えなくなり、鬱々とした毎日を過ごしていた。そんなある日、母の形見に触れたカンナの前に、神使の兎・シロが現れ、人々と神々の境界をまたぐ壮大な旅へと彼女を誘う。目指すのは、全国から神々が姿を消す神無月(10月)に神々を迎えてまつる“神在月”の出雲。鬼の少年・夜叉に行く手を阻まれながらも、自分を信じて走り続けるカンナだったが……。「朝が来る」などの女優・蒔田彩珠が主人公カンナの声を務め、神使の兎・シロを坂本真綾、鬼の少年・夜叉を入野自由と人気実力派声優が演じる。
神在月のこども評論(8)
意外と出雲や神社以外の風景も多く、アニメ聖地巡礼が好きな方にもおすすめです。
意外性や驚きを求める方には物足りないところもあるかもしれませんが、ノンストレスで見られるのがいいところだと思います。
そして、曲、環境音などのサウンドが素晴らしい作品でした。
まず1番印象に残ったのは、神社のことや神のことを真っ向から描いたこと。とにかく勉強になる。強いて言うならもう少し各神社と何を祀っているかなどを観たかった。
アニメだからの表現で縁を繋いでいき、そのバランスとプロットが心地よく引き込まれていく。その一方で後半の粗が勿体ないなと思う。過去パートを織り交ぜながら、小学生の大冒険を描いている。また、個人を行き過ぎている今を捉えた作風も良かった。
さらに褒めるとすれば、蒔田彩珠の優しい声とそれを支えるような声優の使い方が上手い。だから安定感もあるし、段々蒔田彩珠もハマっていくような感じ。
パンフレットに神社のこととか書いてあったら面白そうだなーと思った。勝手ながらパワーを頂いた気分。
個人的に脚本もキャラの性格も嫌いな映画でした。主人公が自分の意志を二転三転させるところが1番イライラさせます。少しずつ前向きになっていくなら気になりませんが前に言っていた事と真逆の事を言ったり、他人のせいにしたりして本当にイライラさせます。
時間もお金も無駄になるので観にいかない事をオススメします。