DTM(デスクトップミュージック)を題材に斬新な音楽表現とタイムリーなテーマ性でSNSを中心に話題となったむつき潤による同名コミックを、大ヒットテレビドラマ「silent」の風間太樹監督のメガホンで実写映画化。マンションで住み込みの管理人をしながら、自分の頭の中に流れる音楽をPCで形にし、部屋でひとり奏でることに没頭する青年・清澄。人と関わることをせずシンプルな生活を送る彼に、上の階に住む女性・潮が挨拶をしてくる。失恋したばかりだという彼女は、毎日清澄の部屋から漏れ聞こえてきた彼の音楽を楽しみに聴いていたと話す。自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思っていなかった清澄だったが、潮が何気なく投稿した演奏動画によって、彼の世界は大きく変わり始める。人気ボーイズグループ「JO1」の川西拓実が清澄役、「交換ウソ日記」の桜田ひよりが潮役でれぞれ主演を務め、潮の幼なじみ・航太郎役で井之脇海、ベーシスト・陸役で柳俊太郎が共演。
バジーノイズ評論(10)
観ている者を飽きさせず作品に引き込む。
2時間があっという間でした。
演者も良いのですが音楽を魅せるシーンもとても魅力的。
もちろん尺もあるので勿体無いって思うところもありますがご愛嬌かな?
哀愁を感じさせ健気な頑張りが売り?(って俺的には思ってる)『桜田ひより』が他人を応援していく姿に新たな『桜田ひより』を感じずにはいられません(笑)
やっぱり音楽映画は良い音楽あってこそだなと思う作品。
とくに音楽好きな人は、音楽に耳を傾けながら見ると心地いい時間を過ごせる。
音楽ものが大好きな私は少しずつ仲間が集まるワクワク感、セッションで音が重なったときの喜び、涙が出そうなくらい輝いて見えました。
登壇時の桜田ひよりさん(W主演 潮役)の言葉にあった「夢を叶える途中の人、夢があった人、夢を叶えた人、みんなに見て欲しい(意訳)」という言葉の通りの作品だった。
今をときめく製作陣で
silentの風間監督、音楽は藤井風などの音楽を手掛けるYaffleさん、ヒロインはアカデミー賞新人俳優賞の桜田ひよりさんをはじめ、今話題の俳優陣。
桜田ひよりさんとW主演を務めたJO1の川西拓実さんは今作で映画初主演、初ソロ主題歌を担当。
ステージ上で見せる"アイドル"ではなく"俳優"として演技に関しても流石のセンスを発揮していた。
初主演とは思えないほどだった。
特に繊細な目の表現を評価したい。
セリフの少ない寡黙な役だったが、繊細な表情がいやらしくなく、自然で"海野清澄"そのものになっていたように見えた。
また、音楽映画とのことで、清澄の感情を表現しているYaffleさんのつくる"音"も素晴らしかった。
下手な言葉よりも音の方がストレートに感情が伝わるのかも…と思い知らさせるほど心が揺さぶられた。
清澄の心の奥底が見えるような目の演技と音が合致したことも相まって、清澄の感情がそのまま流れ込んでくるような感覚だった。
特に最後のシーンは是非劇場で見て欲しい。
劇場で観ないと後悔します!!
しかも、演奏シーンは風間監督のこだわりで完全吹き替えなし。
清澄が、AZURがどんな音を奏でるのか、是非体感してください。
また、全編を通して、
青がテーマカラーとなっているが、
私は夏は陽射しの煌めきで世界が青く見える(と感じている)のですが、その輝く青さや、精神的にブルーになるような燻んだ青があるように
青春の"青"が様々な彩度で描かれていた。
映像も青基調となっていてまるでミュージックビデオを観ているかのような美しさ、エモさがあった。
是非みなさんにも目から、耳から清澄たちの奏でる音を体感してほしいです。
ハンカチは必須です!
あーこの先の展開をどうやって克服するんだ?この映画は、なんて思いながら観ていたら、、、
ネガティブな私には予想しなかったら前向きな映画に!
いいよ、それでいいよ!それがいいよ!
凄く良かった。素直になるチャンスの時に、ちゃんと素直に!だね。
音楽を通して人間関係やチャンス、生き方、働き方を教えてくれる映画でした。
余談、青春18×2が良過ぎてハードルが高かった後のバジーノイズ、多分イマイチに感じちゃうなーって挑んだのに、良かった。素晴らしいストーリーでした。
桜田ひよりさん、昨年の交換ウソ日記に続き良かった!主演の川西君も歌も演技も上手かった!今後に期待大です。
音楽さえあれば何もいらないと清澄が潮と出逢い少しずつ成長していく過程を描かれた映画でした。誰しも他人の評価が気になって自分の殻に閉じこもってしまったり、好きな人や応援している人が評価されて寂しく感じてしまったりした事があるかと思います。そう言った心情に共感出来たし、場面場面で流れる感情を乗せた音楽が素敵でこれぞ音楽映画だと思いました。ぜひ沢山の方に観てもらいたいです。